sleep diary’s

To day…

合唱後は水拭きをしましょう

To day sleep 

2021/09/25

 

 

 

母校である小学校のグラウンドに立つ私。周りを見渡すとたくさんの人が歌を歌っていた。「今〜私の〜ねがいごとが〜」聞いたことのある曲だったのでカモフラージュ程度に一緒に歌う。すると一斉に行進し始めた。私もワンテンポ遅れて一緒に進む。どんどん進む。目の前にはアスファルト。それでも、どんどん進む。

 

先頭の人が、あと3歩ほどでアスファルトにぶつかりそうだ。それでも止めの合図はこない。そこでやっと気づく。最初から司令塔の人がいないことに。先頭の人はどうなるんだ?いやいや、流石にぶつかることなどないだろう。きっと、右折か左折、又はくるりと180度曲がるに違いない。そう思って勝手に安堵した時だった。

 

アスファルトの中に入っていった。。いや、それよりも”アスファルトに溶け込んで一体化した”という方がちかいだろうか。じゅわりという音を立てて順番に人が溶け込んでいく。私の番が来た。このアスファルトの中では息はできるのだろうか?怖い。怖い。それでも足は止まらない。ああ、もう足がアスファルトにつく。

 

力んでいたのも束の間、私はアスファルトに全身強打した。私は、アスファルトに溶け込むことができなかったのだ。後列の人たちもアスファルトに溶け込む。まるで、私だけが選ばれなかったみたいで悔しい。瞬きをした瞬間、居場所は音楽室に変わっていた。

 

私は屈んだ状態で、床にこぼれた水を小さな雑巾で拭いていた。こぼれた水は半径6cm程度。こんな小さな雑巾で、この量の水の始末はできないだろう。私は、新しい雑巾を探すために腰を上げた。すると、背後から水をかけられる。

 

「お前如きが雑巾に触れてんじゃないわよ」声の方向に顔を向けると、そこにはいかにもお嬢様な格好の女性。私はブチギレた。勢いのまま、お嬢様をゴミ袋の中に仕舞い込む。そして、ベビーカーの上に乗せた。そのままお庭へ行き、ゴミ袋に入ったお嬢様とガーベラのお花見をする。

 

私は呑気に、ティーカップマルチーズを入れてお茶のように啜った。「は〜〜一息」ため息をついた時だった。昔好きだった男の子が隣にきて、私にハンカチをくれたのだ。嬉しい!大事に使おう!そう心に誓った。

 

 

 

起床

不審者が来ても社畜は動く

To day sleep 

2021/09/24

 

 

私はベッドに横たわっていた。体を起こすと、TVが付けっ放しの状態だったのか稼働している。「2022年9人組アイドルが24hTVメインパーソナリティ」「関西7人組アイドル熊になる」と立て続けてニュースが続く。

 

 

ようやく体を起こし、小窓から外の景色を見ると見たことない車が2台止まっていた。鼠色と紫色の車に何故か嫌悪感を抱く。鳴り響くドアを叩く音。私はお得意の居留守を使って、こっそりと裏口から外へと出た。

 

 

私は走った。裸足のまま永遠に続くアスファルトの上をただひたすらに。「もう疲れた」そう思い、私は立ち止まる。すると、アスファルトからたちまち家や木々が生えてくるではないか。本来、別々の場所にある見たことある建物達が私の周りを囲んだ。

 

 

 

ここでふと思い出す。「そうだ。出勤しないとダメなんだ」私は、急いで時計を探す。時間は8時24分。出勤時間まで1時間もなかった。近くのバス停留所の時間表を見るが、次のバスが来るまで最低でも2時間はかかるらしい。私は、アスファルトで傷だらけになった足を引っ叩いてまた走り出した。

 

 

どんどん職場近くの雰囲気に似た景色に変わっていく。なのに、一向にたどり着けない。「もう少しで着きそう」という感覚が体感8時間続いた。同じような道をぐるぐると走る。私はもう体力の限界でアスファルトの上に寝転がった。太陽が眩しい。あまりの日差しの強さに、目を閉じる。

 

 

目を開けた瞬間、職場の中にいた。天井から辞表封筒の雨が降る。私ただ、ぼーっと眺めるだけだった。

 

 

 

 

起床

 

 

 

 

 

間違えてヴィーガンの会食に出席

to day sleep

2021/09/22

 

 

活気のない会食会場でど真ん中の席に居座る私。

これはなんの会食なんだろうか。まだ、食事が来ていないからか、周りの人たちは沈黙のまま携帯と睨めっこをしていた。顔見知りの人は見渡しても誰1人いなかった為、私も携帯を手に持ち、何か調べ物を検索するフリをする。

 

♪〜ルァアイン

 

よく聞き慣れた着信音が私の携帯から流れた。スワイプして内容を見てみると、そこには真っ白なページに大きな黒文字で「本日 焼肉食べ放題」と書かれていた。肉が食える悦びにワクワクが止まらない。そうしているうちに、一つしかないドアから、全身真っ黒の筋肉質な人間達が数名現れた。そして、なぜかドアに南京錠をかける。

 

 

ヴィーガン会食737271(数字は忘れた)回にようこそ」

 

 

私は、来る場所を間違えた。ヴィーガンの方を否定しているのではない。私は、焼肉食べ放題に来たはずだった。席を立とうとした瞬間、全身真っ黒な男達が一斉に私に向かってフォークをダーツのように投げる。私は、小心者なのでゆっくりと腰を下ろした。

 

何か喋っていたが、覚えていない。ただ話が長かったことだけは覚えている。しばらくすると、目の前に蛍光色の青色をした長さ160cm程の魚がみんなの目の前に現れた。この会食のリーダーであろう男が、70cm程の大きな包丁で、魚を捌き始める。男は、魚の胃を真っ先に取り出す。真っ直ぐに包丁を入れると、なんとそこから真珠がでてきたではないか。

 

周りの人間達が、我先にと真珠を取り合う。勝ち取ったものは、真珠を飴玉のように口に含んでは涙を浮かべていた。私も、一つ口に頬張る。基本的に夢の中でも五感はあるのだが、真珠を口に含む経験がなかった為か味はしなかった。今度、現実で真珠を手に入れることができたら積極的に舐めたいと思う。

 

すると1人の華奢な女性が、自分より大きな魚を担いで水槽の中にぶち込んだ。女性も一緒に入り、魚にまたがる。どんどん沈んでいく魚と女性。周りの人たちは、相変わらず真珠に夢中で気にも留めない。私は、ただ唖然としてじっと見ていた。すると、次第に魚は龍に代わり、女性は金太郎の姿に変気した。こちらが本当の姿なのだろうか?

 

龍と金太郎は天井を突き破って、空へと消えていった。

私は、もう一口真珠を舐めようと手を伸ばす。

 

 

 

 

起床.

 

生肉から泡

 

to day sleep

2021/09/21

 

ぐちゃり、ぐちゃり、ぐちゃ。

気づけば、私はキッチンで生肉を捏ねていた。

その姿はまるで人型肉混ぜマシーン。顔に感情など無い。ただ脳みそだけが確かに生きていた。目の前には、刻まれた玉ねぎ、ナツメグ、牛乳。

瞬時にこの生肉はハンバーグになることを理解する。私の中の数億の細胞が「絶対、夢の中でハンバーグを食うぞ!」とリモート円陣を組み、一致団結した。

我ながら、あまりの食いしん坊ぶりに落胆する。

 

 

何分程、時間が経ったのだろう。粘土のように一体化した生肉を見て、「さて、もうそろそろの工程に行こうか」そう思った私は、刻まれた玉ねぎに手を伸ばした。

その瞬間__

 

 

ぺちゃり、

 

 

私の手から、一掴み程の肉の塊が落ちたのだ。

すると突然、天井だけが揺れ始める。埃やゴミが小雨のように私と生肉を襲った。

 

 

私は、生肉を守った。

恋愛映画で言うならば、いじめっ子に水をかけられそうになったヒロインを身を挺して守る男のように。これがどこかで放送されていたら、SNSで「かっこいい!」「私も守って!」とハートの悲鳴が飛び交い、人気を爆発させて、ひと時の人になっていただろう。

 

 

二分もしないうちに大きな揺れはピタッと治った。すると、誰かが私の背中を叩くではないか。余りにも暖かく優しい手だったので、警戒心というものを捨てて振り向く。

 

 

そこにいたのは、顔を真っ赤にした無数の大きなこけしだった。見た目はこけし、目だけ人間、身長は約180cm。

無数のこけし達が私の目を見る。

 

 

「なんなんですか!!!!」

 

 

夢の中だけ威勢のいい私は無鉄砲に怒りをぶつけた。無数のこけしたちの目線が、一気に堕ちた生肉へと変わる。

 

 

ああ、生肉を落としたのが原因か。

はいはい分かりましたよ。

ボールに生肉を戻せばいいんですね。

 

 

落ちた生肉を掴んで、ボールに戻そうとした時、無数のこけしが更に赤くなり、頭が風船のように膨れ上がった。

あまりの恐怖に、これが夢で良かったと切実に思う。夢じゃなければ確実にちびっていた。

 

 

棒立ちでただ見ることしかできない私は、時間が解決するのを待った。すると、先頭に経っていたこけしの頭が破裂したではないか。

無音の破裂と割れんばかりの歓声。

君たちはどこから、声を出しているんだ?

 

 

頭があった場所には、ハンドソープが一つ置いてあった。「これで生肉を洗えと…?」常識的おかしいことは分かっていたが、恐怖に勝てない。

 

 

私は、生肉に2プッシュのハンドソープをかける。ハンバーグ師匠がこの事実を知ったら大泣きするに違いない。ごめんなさい、ハンバーグ師匠。

そして、また生肉を混ぜ始めた。

 

 

薄々分かっていた事件が1分も経たないうちに巻き起こる。それは、こねればこねるほど膨らむ泡だ。こんな物、もう食べれる代物じゃない。

鎮まれ、鎮まれ…!

泡を潰すように捏ねても、泡は生まれる。

 

 

はあ。私の人生おわった。

ああ、もうどうでもいいや。

 

 

思い立った私は、排水溝に足を突っ込む。すると突然、私の体が液状化し他ではないか。意識朦朧とする中、水と一緒に流された。

 

 

こけし達の顔が遠のいていく。

水と一体化した私は今まで無いくらいの幸せに包まれんがら、水道管という名の滑り台をゆっくりと降りていった。

ああ、この先のは何があるのだろう。

天国か地獄か____

 

ああ、楽しみで仕方ない。

早く、もっと早く進め!

そして私に、素敵な景色を見せてくれ…!

 

 

起床.